墓石選びのポイント

1.墓石材は青御影石(花崗岩)が主流です。
加工のしやすさから砂岩系の和泉石が多く使われていた時代もありますが、現在は青御影石です。非常に硬質で耐久性が高く高級感もあります、御影石が良く使われるようになっていらい他の石を利用する事は稀です。御影石は表面を研磨することで鏡面のように美しく仕上がり、長年にわたり美しさが保たれます。産地によっては白、赤、黒、桃、錆と各種の御影石があるのですが、京都をはじめ関西では、昔から青御影石が主流ですね。

2.青御影石には国産と外国産がある
国産青御影石は主に瀬戸内海沿岸地域で産出・加工されるのです。香川県の庵治石、青木石、愛媛の大島石などが銘石と呼ばれ、京都でも人気があるブランドです。国産は産出量が少ないだけではなく、表面の傷やボセイなどを避けて加工すると、更に、製品化数が少なくなります。特に庵治石は10%の製品化率といわれていてます。それだけ希少で手間ひまもかかり高価ですが、墓石として使用され300年以上の実績があります。関東圏は微妙ですが京都の方は割と、国産の石にこだわる方が少なく料金的に折り合いをつけやすいのが特徴。国産の石は日本の気候風土になじんで安心出来るとともに、不思議と日本人(最近では海外で活躍する方も増えていますね)好みの石目に感じること、また今後もどんどん希少価値が高まるでしょうね。予算に余裕があれば拘ってみても・・

一方、外国産青御影石は中国産が主流となっています。墓石材としての実績は20年ほど。それ以前は大韓民国産が使われていました。中国産は安いのが最大の魅力です。なぜ中国は何でも安いのか?

墓石としては実績が浅いので、梅雨や冬といった気候変化、つまり湿度変化の条件が厳しい日本での耐久性に疑問視されている部分もありますが、高価な日本産は入手が難しいので、種類があり、選択の余地がある中国産は現在ベターな選択です。

国産と外国産どちらの墓石を選ばれるかは、お客様それぞれの価値観や基準がありますので、一般的な傾向しかご注意できません。墓石は何よりも「気持ち」が大切です。

3.墓石は必ず石材店の店頭で実物を見て決めましょう
よくあるパターンとして営業の人の説明を受け、そのまま決めることは避けましょう。結局わからないからと任せきりになりそうなのですが・・・
微妙な石目の違いは店頭で、他の石に比較したら見ないとわかりません。特に銘石と呼ねれている石は色目やきめの細かさも異なり、むろんボセイと呼ねれる石のムラやキズもありません。微妙な石の違いも横に並べればわかります。

4.墓石の買うのには
@基本的に掛かる費用
●墓石
※料金には墓石本体価格に字彫り代、施工費が含まれます。
 納品先の距離などで大分違ってきます。ポイントですね。